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5月

借入金のリスケジュールと新規融資の考え方

 

借入金のリスケジュールと新規融資の考え方

 

最近財務内容の良くない会社では、借入金を増額してなんとか取りきろうという話が

あまり出てきません。5年前だったら、何とか新規融資を受けられないかという相談が

少なからずあったのですが、昨今はほとんどありません。

 

というのも、この経済環境下では、財務内容が良くない会社に新規融資はどうせ無理だろうと諦めているのが、大半だと思います。

 

一方、既存の借入金について、まだ正常返済をしている会社も数多くあるかと思います。

 

では、資金繰りが厳しい会社にとって、借入金のリスケジュールと新規融資の2つはどのように考えたら良いのでしょうか?

 

銀行の評価という観点を無視しますと、

 

 (1)新規融資を行いながら、既存の借入金を返済する

 

 (2)既存借入金のリスケジュールにより、返済をストップする

 

の2つは基本的に資金繰りを楽にする点で同じ効果をもたらしてくれます。

 

冷静に考えると当たり前のことなのですが、資金繰りが厳しくなって経営者に余裕がないと、同じものとは捉えにくいようです。

 

(1)はまず新規融資で、一時金が受け取れるのに対して、(2)は一切お金が増えないのです。ただ毎月の返済が減少するだけなのですが、その効果が高いことを感覚として掴みにくいのでしょう。

 

経営者は、ひっ迫した資金繰りの中で、一瞬でも預金残高に、

 

 

 入金  5,000,000円

 

 

 入金 10,000,000円

 

 

という文字を見ると、どんな精神安定剤よりも効果があるみたいです。しかし、この新規追加融資というのは、既存の借入金の返済に合わせて、その追加分も返済が原則毎月行わなければならず、財務状況がさらに深刻になるケースが多いのが現実です。

 

麻薬のごとく一瞬快楽を得る代償に健康を蝕んでいくのと同じことが、会社に起こってきます。

 

まだ新規融資が受けられる会社において、資金繰りが厳しい時に、新規追加融資を受けるべきかリスケジュールを断行するべきか、緻密な資金繰り計画書を作成し、冷静な判断を行うことが、とても大切です。

 

当社では、資金繰り管理に関するサポートを行っています。お気軽にお問合せ下さい。

 フリーダイヤル:0120―62―1090

 

 

経営 税務 アドバイザー 

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